【中編】子育てをするならば押さえておきたい「3つの基本原則」

子どもを見守る親 4.子育て編(0歳~3歳)

前編では、「幼いからといって叱りつけて止めて責めてはいけない」という原則についてお話ししました。
では、叱る代わりに何をすればいいのか。
その答えが、この中編のテーマである
**「子どもの心を理解すること」**です。

子どもの行動には、必ず背景があります。
それを知ろうとするかどうかで、親子関係の空気は大きく変わっていきます。

子どもが言葉にするとき、そこには必ず理由がある

子どもが何かを言うとき。
反発する言葉、甘えた言葉、わがままに聞こえる言葉。
そこには必ず、その子なりの理由があります。

でも私たちはつい、
「そんなこと言わないの」
「今はダメでしょ」
と、言葉の中身を聞く前に止めてしまいがちです。

子どもは、うまく説明できません。
だからこそ、言葉の表面だけで判断せず、
「どうしてそう思ったんだろう?」
と一歩踏み込んで考えることが大切です。

理解しながら、すぐに答えを出そうとしない

親になると、
正しいことを教えなければ
間違いを正さなければ
と思う場面が増えます。

でも、子どもの話を聞くときに、
すぐに答えを出そうとすると、心は閉じてしまいます。

まずは、
「そう思ったんだね」
「そう感じたんだね」
と受け止めること。

理解することと、賛成することは違います。
理解するとは、結論を急がず、心の位置を知ろうとすることです。

親は、子どもと「相談して行う」存在

親は、すべてを決める存在ではありません。
子どもと一緒に考え、一緒に進む存在です。

先生はこう言いました。

親は子供と相談して行いなさい

例えば、
ゲームに夢中になってやめられないとき。
頭ごなしに取り上げるのではなく、
「どうしたら区切りをつけられると思う?」
と一緒に考える。

相談する関係になると、
子どもは「聞いてもらえる」と感じ、親の言葉も届きやすくなります。
あなたの意見を尊重する、あなたの意見を聞いている
という姿勢が大切です。
子どもが自ら判断できるように、話を聞いてあげて、うまく情報も提供してあげて、
一緒に考えていくことが重要です。

思春期は「脳が工事中」の時期

思春期になると、急に話さなくなったり、反発が増えたりします。

これは、性格が悪くなったわけでも、
親を嫌いになったわけでもありません。

この時期は、脳が大きく変化している途中です。
感情と理性のバランスが不安定になり、自分でも気持ちをうまく扱えなくなります。

だからこそ、言葉が荒くなったり、極端な態度を取ったりすることがあります。

この時期に大切なのは、無理に分からせようとしないことです。

心の状態が良いときに、教育はできる

どんなに正しいことでも、
心が乱れているときには届きません。

泣いているとき
怒っているとき
不安でいっぱいのとき

その状態で教えようとしても、
言葉は入らず、ただ傷になることがあります。

心が落ち着いているとき。
安心しているとき。
そのタイミングでこそ、教育は意味を持ちます。

理解は、教える前に必要な土台です。

まとめ

「子どもの気持ちを優先しなさい」という話ではありません。

・言葉の裏に理由があること
・答えを急がず理解すること
・親は相談相手であること
・成長段階による心の揺れを知ること
・心が整ってから教えること

これらを意識するだけで、
子どもとの関係は驚くほど変わっていきます。

次はいよいよ【後編】。
「親と子どもの仲が良くならなければならない」
という原則を、日常の関わりの中でどう形にしていくのかを見ていきます。

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