8.3歳までが黄金期?!脳と体の発達を促す知育遊び:自分で考える力をプレゼント

4.子育て編(0歳~3歳)

赤ちゃんには、育つ「プログラム」が備わっている

「赤ちゃんとどんな遊びをすればいいの?」

初めての育児では、そんな悩みはつきものですよね。

でも実は、赤ちゃんには「自分で育つ力」が生まれつき備わっているんです。

モンテッソーリ教育では、「子どもは自分自身を育てる方法を内側に持って生まれてくる」と考えられています。

だから親の役割は、「子どもが自然と発達していくための環境」を整えてあげること。

さらに、0〜3歳は脳と体の成長が最も著しいゴールデンタイム。特に0歳の脳は、1秒間に100万個以上の神経接続を作っていると言われています(※参考:YouTube動画)。

この時期にどう遊び、どう関わるかは、赤ちゃんの「自分で考える力」や「親子の絆」を育てる土台になります。生後すぐからできることもありますよ


家でできる!脳と体を育てる3つのアプローチ

教育に関しては世界を見渡すと様々なシュタイナー教育、モンテッソーリ教育、イエナプラン教育…などあります。今回は、知育教室でも取り組まれているもの、紹介している書籍が多い方法、すぐに取り組める方法という3つの角度から家庭で取り入れやすいものを紹介します。

① ドーマンメソッド(グレン・ドーマン博士)

赤ちゃんは「知りたくてたまらない存在」と捉え、フラッシュカードや運動刺激を通して言語・数・知識・運動の力を総合的に育むアプローチ。もともとは脳障害児を救うための治療の研究をしていた博士です。ドーマン博士のトレーニング法により、脳障害児がすさまじい回復と知性を発揮したことから、その研究結果を元に作られた赤ちゃんの脳刺激の方法です。知育教室でも取り入れられている取り組みです。

② モンテッソーリ教育

子どもには自ら育つプログラムがあり、親はその敏感期を逃さず、環境を整えて感覚・言語・日常生活の遊びを通して自立と集中力を育むことが大切。将棋棋士の藤井聡太さんが受けた教育法として有名になりました。そのほか、Amazon創業者のジェフ・ベゾスやオバマ前大統領などもモンテッソーリ教育を受けた著名人として有名です。モンテッソーリ教育に関する書籍は多く出ており、自力でも家庭内で取り組みやすいものかと思います。

③ 語りかけ育児(サリー・ウォード)

1日30分、静かな環境で赤ちゃんの反応に合わせて話しかけることで、言語力と親子の信頼関係を育む。言葉と心を一緒に育てるイギリス発の育児法。


育児に役立つおすすめ書籍4選

📘『赤ちゃんの知性を何倍にもするには』/グレン・ドーマン

赤ちゃんは本能的に学びたがっているとするドーマン博士による知育理論書。数・文字・運動・百科事典的知識を早期から楽しく教える方法がわかります。自宅でも実践しやすいヒントが満載。 (cf.書籍の取り組みをより体系的に親が取り組みやすいようにまとめたプログラムを提供しているサービスもありました:0歳からのママスクール)

📗『0~3歳までの実践版モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』/藤崎達宏

家庭でできるモンテッソーリ教育の実践例が豊富。感覚遊びや生活習慣のしつけを通して、自立心や集中力、思考力を伸ばす方法をわかりやすく紹介しています。

📙『子どもの才能を伸ばすモンテッソーリ教具100』

赤ちゃん期から幼児期まで、モンテッソーリの考え方に基づいた市販や手作りの知育教具アイデアを100種類紹介。子どもの成長段階ごとに合わせた遊びがわかりやすく実践できます。

📕『0~4歳わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児 コミック版』/サリー・ウォード 他

語りかけ育児の基本が、ストーリー仕立てのコミックで楽しく学べる一冊。月齢・年齢に応じた子どもの言葉の発達と、親子のつながりが深まる関わり方が具体的に描かれています。


「遊びの時間」をルーティンに組み込むのがカギ

毎日ばたばたしていて、つい後回しになりがちな赤ちゃんとの遊び時間。

でも、あらかじめ1日の流れに“遊びタイム”を入れておくと、ママも赤ちゃんも安心できます。

🔁 0歳児と過ごすルーティン例

時間帯 内容
7:00 起床・おむつ替え・授乳
9:00 語りかけタイム(絵本の読み聞かせ+絵カード遊び)👉 赤・青・車・犬など、身近な名詞のカードをテンポよく見せる
10:00 数字カード遊び+運動・感覚遊び👉 ドットカードを使って数の感覚を育む+布やおもちゃを使った触覚刺激や、うつ伏せ練習など
12:00 お昼寝
14:00 文字カード(ひらがな・アルファベット)+音楽遊び👉 「着替え」「太陽」「おむつ」などの日常で使う単語を大きな文字カードで短時間でテンポよく提示+童謡など歌を歌って手足を動かしてあげる
17:00 一緒にお風呂(スキンシップ)
18:00 絵本の読み聞かせ+ベビーマッサージ👉 対話的に語りかけ+保湿しながらマッサージをしてあげる
19:00 授乳・就寝準備

できる範囲でOK。遊びは「学習」ではなく「楽しい刺激」。「すごいね!」とポジティブに声をかけながら行うと、親子の絆も深まります。

「今日はこれだけできた!」と前向きに受け止めて、日々の積み重ねを楽しんでください♪

※合間の授乳やおむつ替え、寝かしつけなどお世話部分は省いて記載しています


おわりに:未来につながる“遊び”の時間を、今からはじめよう

0歳からの遊びは、知育だけでなく「生きる力」の土台作り

親子で一緒に笑って、向き合って過ごす時間こそが、のちの自立した子どもにつながっていきます。

遊びながら「学ぶ力」「感じる心」「考える習慣」を育てていきましょう。

完璧じゃなくて大丈夫。今日できる“ひとつ”から、ゆっくりはじめてみてくださいね。

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