赤ちゃんが生まれて、嬉しさと同時に戸惑いもたくさんあった新生児期。特に最初に困ったのが、「1日どう過ごせばいいの?」というスケジュール問題でした。
調べてみると、どこも「3時間おきの授乳」「たくさん寝る」など、同じような情報。赤ちゃんそれぞれで違うと分かっていても現実問題困ったことがたくさん!
今回は、そんな新生児期の赤ちゃんのスケジュールについて、一般的な流れから、実際に感じたこと、そして私が「やっておいてよかった!」と思ったことまでまとめてみました。
これから出産を迎えるママや、今まさに新生児と向き合っているママに、少しでも参考になれば嬉しいです。
1.一般的な1日のスケジュール表
まずは、よく目にする「新生児期の赤ちゃんの1日のスケジュール」をまとめてみました。
時間帯 | 内容 |
---|---|
6:00 | 授乳・おむつ替え |
7:00 | うとうと or 起きている時間 |
8:00 | 授乳・おむつ替え |
9:00 | 眠る(午前寝) |
11:00 | 授乳・おむつ替え |
12:00 | うとうと or 泣いたり機嫌よかったり |
13:00 | 授乳・おむつ替え |
14:00 | 昼寝(少し長め) |
17:00 | 授乳・おむつ替え |
18:00 | 泣く時間が増える |
19:00 | 授乳・おむつ替え |
20:00 | 寝かしつけ・就寝(この後も2〜3時間おきに授乳) |
深夜〜早朝 | 授乳・おむつ替え(2〜3回ほど) |
このように、基本的には「授乳→おむつ→睡眠」を繰り返すのが新生児期のサイクルです。睡眠時間は合計で16〜20時間とも言われますが、まとまって眠ることは少なく、1〜2時間おきに起きるのが普通です。
2.理想と現実のギャップ~寝かしつけの沼にハマった日々~
「一般的なスケジュール」と検索すると上記のような内容が多いです。しかしそこに書いていないのが現実問題に起こること。
新生児のスケジュールについて調べると、よく「3時間おきの授乳サイクル」と書かれていますよね。でも、私はその「3時間」という言葉に、どこか安心していたんです。「ああ、3時間に1回なら、その間に休めるかも」って。
でも、現実はそんなに甘くありませんでした。
実はこの“3時間おき”というスケジュールの内訳がとっても重要なんです。よく「授乳やお世話の時間を含めると、実質3時間もないよ」とは聞いていたけれど、それを肌で実感したのが寝かしつけのときでした。
寝かしつけにかかる時間と、実際に寝てくれる時間が釣り合わない
一番ショックだったのは、抱っこであやして45分間頑張ったのに、寝床に置いたらたったの15分で起きてしまったときです。
「え、45分頑張った“対価”が15分って、どういうこと!?」と、思わず天を仰ぎたくなる気持ちでした。しかも、次の授乳時間はもうすぐ…。結果的に、そのまま再度の寝かしつけ→授乳、というエンドレスループに突入。
新生児ってこんなに寝ないの!?と思いましたが、「寝る」ことにも個人差があるんですよね。
「赤ちゃんが寝たらママも一緒に休んでね」は嘘だった
周囲からよく言われたアドバイス、「赤ちゃんが寝たらママも一緒に横になって休んでね」——この言葉に、何度裏切られたことか(笑)。
赤ちゃんが寝てくれるのは15分〜30分程度のことも多くて、ようやく私が横になった頃には「ふえぇ…」と泣き声が聞こえてくる。正直、横になってもほとんど休めなかったというのがリアルです。
自分の腕が“赤ちゃんのベッド”に…
そして最終的に行き着いたのは、「自分の腕が赤ちゃんの寝床」という境地。ベッドに置くと起きてしまうなら、もう抱っこしたまま座って過ごすほうが現実的…という日もありました。腕の中だと2時間寝続けたりもあるくらい笑 私はソファに根が生えた木のようになっていました笑
時計を見ながら、「次の授乳まであと何分…?」と数える日々。でも、そんな中でもほんの少し目を閉じて休んだり、ホッとする瞬間があると、心が救われました。
3.この時期やっておいてよかったこと〜私なりの“生き抜き術”〜
寝かしつけで心が折れそうだった新生児期。毎日が試行錯誤で、どうにか少しでも楽になる方法はないかと、いろいろ試していました。その中で「これ、やっておいて本当によかった!」と思えるものを息抜きとかけて生き抜き術として(笑)ご紹介します。
おくるみはマジックテープ式で、腕までしっかり巻く
寝床で少しでも長く寝てもらいたくて、たどり着いたのが「しっかり巻けるおくるみ」でした。腕までガッチリ固定できるマジックテープ式は本当に助かります。巻きが甘いとすぐにモロー反射で起きちゃうので、きゅっと包むのがコツ。
さらにおすすめなのが、おくるみに自分の匂いをつけておくこと。私は授乳中もおくるみを着けたままにして、自然と匂いが移るようにしていました。
これから出産予定の方は、事前におくるみと一緒に寝ておくのもおすすめです。ママの匂いって、赤ちゃんにとっては最高の安心材料なんですよね。
寝床で寝てもらうのをあきらめる勇気
正直、「なんでベッドに置いたら起きるの?」「ずっと抱っこじゃ私が壊れる…」と、泣きそうになることが何度もありました。
でもある時、「寝床で寝てもらおうと期待するほど、うまくいかなかったときのダメージが大きい」と気づいて。期待するのを一度やめてみたら、気持ちがすっと楽になりました。
もちろん、抱っこし続けるのも限界があるので、パートナーや自分の親にバトンタッチすることも大事です!私は本当にギリギリになってから助けを求めるタイプだったのですが、「無理かも」と思ったら、すぐ声をかけていいと思います。
「15分でも寝れればいい」と知るだけで救われた
私にとって一番大きな転機は、**「15分寝れれば十分」**と知ったことでした。
それまでは「赤ちゃんが寝ている間に自分もちゃんと休まないと」と思い込んでいて、寝つけなかったときに焦ってしまっていたんです。でも、ある日ネットで「10分以上の仮眠でも、疲労感がぐっと軽減される」という研究を見つけて、「それならできそう!」と気持ちが軽くなりました。
それからは、「寝れたらラッキー、目を閉じるだけでもOK」と思うようになって、ずいぶん心が楽になりました。
アイマスクで“時短仮眠”の質を上げる
これも地味におすすめなのが、アイマスクです。
とにかく時間が短いので、1分だけでも目を閉じて深呼吸する時間があるだけで、体も心も落ち着く気がしました。ちょっとした静かなひととき、侮れません。
※抱っこしたままソファで寝るのは絶対NG!
注意点もお伝えしておきます。どれだけ疲れていても、抱っこしたままソファで寝るのは本当に危険です。
私の知人がまさにそれで寝落ちしてしまい、赤ちゃんを落としてしまったという話を聞いたことがあります。幸い大事には至らなかったそうですが、聞いただけでぞっとしました。
だからこそ、「もうダメかも…」と思ったら、人に預けて寝る勇気を持ってください。あなたの休息は、赤ちゃんにとってもすごく大事なことです。
この新生児期、1日1日を乗り切るのが精一杯だったけど、少しずつ自分なりの“生き抜き術”が増えていくと、光が見えてきます。「今だけ」と分かっていてもつらい日もあるからこそ、心と体を守る工夫、大切にしてくださいね。
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